秋扇

夏の始まり はしゃぎすぎたっけ
公園の薄暗い 売店のソフトクリーム

写真撮ったり 毎日のメール 気がつけば
僕だけが 君を 好きになり過ぎていた

この頃は何故 すれ違う人波が 二人の間を 通り抜けてくの?

九月になれば どんなに暑くても 終わってしまう夏だから
週末の花火 今日で最後だね 海岸に海月 台風が来る

0.3しか 視力が無いのに
改札の人混みで 君を すぐに見つけられた

口付けもせず 立ち止まってく背中を 為す術もなくて ぼんやり見てるよ

九月になれば どんなに愛しても 終わってしまう 恋は何故?
行き合いの空に うろこ雲が浮かぶ さよならの言葉 呟いてる

この頃は何故 すれ違う人波が 二人の間を 通り抜けてくの?

九月になれば どんなに暑くても 終わってしまう夏だから
週末の花火 今日で最後だね 海岸に海月 台風が来る

傷つくために 出会ったわけじゃない 僕ら どこかで また会える
涙流して 人は変わってく やるせない波が 打ち寄せる

夏よ さよなら